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カテゴリ: インプラント 歯科治療

インプラントは歯科治療の一つの選択肢です。もちろん極力ご自身の自然の歯を残す大切さを理解した上での選択肢となります。補綴に関してはブリッジや義歯・入れ歯という選択肢もあります。歯を抜いてしまってインプラントを植立することがよいのか、抜かずに天然歯の保存治療をするのがよいのかはとても重要な選択でもあり治療方向性の分岐点でもあります。この選択基準もそもそものかみ合わせの診査及び検査をし、診断をすることが大きな基準作りになると考えます。
かみ合わせが本来の安定した状態に近づくことにより揺れていた歯が落ち着くこともありますし、また、揺れていてホープレスが確実の歯を抜歯しインプラントに置換してかみ合わせも本来の位置に安定することもございます。かみ合わせが本来の生態にマッチした状態で適応できれば仕上がりから長期のメンテナンスが可能になります。壊れずらい、外れずらい、後戻りしにくい歯科治療のゴールを迎えられます。」
大切なことは、「インプラントありき」でもなければ、「絶対に歯を抜かない」でもありません。
的確な咬合診断と適切な咬合治療のなかでの、インプラント?抜歯?保存治療?というのが理想の総合診断総合歯科治療となることでしょう。
欠損部の補綴に関しても、インプラントの良いところ、入れ歯・義歯の良いところ、ブリッジの良いところ、それぞれのケースやその方のニーズによってアドバンテージも変わるものではないのかと考えております。

もっともパーソナルな歯科医院

歯医者になって四半世紀、小生もっとも達成したかったもっともミニマムな歯科医院。
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パーソナルな空間で、パーソナルな歯科診療。
ボクのささやかな理想です。
ここにあります。

ダメな歯医者さんはもうたくさん見てきました。
きっとボクもそうなのかも、ある意味では。
みんなと足並みそろえることが苦手なのかな。

ともかく歯医者で困ったらどうぞお気軽にご相談にお越しください。
あなたの気分がのればここで長くお付き合いくださいね。

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歯科インプラント治療の今後

〈インプラント治療の今後〉

インプラント治療の今後

今現在、インプラントと骨とのインテグレーションに疑いを持つことはなくなりました。オステオインテグレートのサクセスレートは99%くらいであるといえます。約3000本のインプラント施術を経験させていただいた私でも30本もロストはなかったはずです。もちろん生体への施しですから、100%でもありません。
今後の技術的な流れとしては、デジタル化が進行してくると考えます。Cad/Camや3Dプリンターなどの進歩と、デジタルダイアグノーシス(診断)が進歩し、より安全に、簡便にシステム化していくことでしょう。どういうことかというと、人間のテクニカルエラーが減少します。最初の頃は機材の導入などで、かえって高額になるかもしれませんが、技術がいきわたるほどに費用も安定し、今まで以上に成功率の高い、安全な治療法となることでしょう。それと等しく、かみ合わせや審美観からのトップダウントリートメント(高いゴール設定からの治療計画)が実現できるため、より永く美しい仕上がりになるはずです。
また、老年歯科医学会でも話題になり始めているようですが、口腔の崩壊(オーラルフレイル)がサルコペニアやロコモティブシンドロームを誘発し、フレイル(筋肉や心身の活力が低下すること)に至る道筋が考えられています。健康長寿に咀嚼が大いに関わるのであれば、今後インプラントは多くの方を救うものとして期待できますね。「咀嚼(ソシャク)」と痴呆症の関係も明らかになってきていますので、噛み合わせを維持するための選択肢としての存在意義も益々大きくなることでしょう。。

最後に私なりに少し問題点も指摘しておきましょう。今後確実に迎えるであろう超高齢化時代にとって、介護や介助者への負担という問題は必ず出てきます。インプラントをお受けになる患者さま方の多くは健康な方々です。しかし時間の経過とともに、その健康なはずの患者さまもどなたかのお世話になることも考えなければなりません。現在介護の現場でのインプラントは、口腔ケアの複雑化を呈し、管理ができないという事例も多く報告され始めました。例えば、周りの既存歯は年齢なりにすべて動揺し、あるいは抜け落ちたにもかかわらず、インプラントの歯だけ歯茎から突出していたら逆に不自由であり、インプラント部がかえって不潔域になり誤嚥性肺炎などのリスクも増してしまいます。インプラントによる固定式の義歯やブリッジもしかりです。他の人によるケアが必要になった時、インプラントを口腔から撤去したほうが良い状況はたくさん考えられます。しかし、その健康状態で再び大きな外科処置は出来ません。簡単な処置で顎骨から撤去出来うるインプラントの開発も必要と思われます。過去にはインプラントフィクスチャーはなるべく太いもの長いものを植立することが将来有利と判断なされていました。現状では、より小さな(必要な強度を保てる範囲の細く短い)インプラントフィクスチャーを使用するという計画が望ましいものと考えます。我々歯科医は次々に世に出る新しいテクニックや器材に飛びつく前に中長期的な展望に立ち、ベネフィットとリスクを鑑みる時に来ています。

長文お付き合いありがとうございました。(23,Mar. 2015 Koji Henry Yamauchi)

このインプラントの記事は、「いしゃまち」に掲載中です。

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インプラント歯科とわたし

 生涯歯医者、山内浩司も歯医者になって四半世紀が立ちました。今回は私と歯科インプラントとの変遷とでもいうのかな、そんなものを書いておこうと思います。

 私が実際にインプラントを初めて触ったのは1995年の田町と品川駅の間にあるチサンホテルのレクチャールームだったように記憶しています。当時のITI インプラント、現在のストローマンインプラントのサフィティスケートセミナーでのことです。ITIというスイスのインプラントからスタートした私は、コニカルシールデザインやマイクロスレッド、タイユナイト、プラットフォームスイッチと今では当たり前のことを1996年にはすでに盛り込んだスウェーデンのアストラテックインプラントの日本の初期メンバーとして翌年からスコーネスタディーグループ等にも参加しながら実際に臨床に入りました。当時は一体インプラントってなんやねん?、とか、そんなのん人様のお口の施させていただいていいもんなんか?、という時代でした。

 しかし私は大切な目の前の患者さま方に噛める、笑える、入れ歯じゃない喜びを味わっていただき、多くの「ありがとう」を聞かせていただく機会に恵まれ、この治療法は必ずや歯科治療の選択肢の一つになりうると感じました。

 少し当時を思い起こすと、インプラント治療を行う歯医者の議題はマテリアルのインプラント本体に集中しておりました。どこどこのなんとかっていうシステムのほうが良いとか、チタンはどんなタイプが安全であるのだ、とか、骨と接するサーファイスはこれだからよいのだ、とかでした。実際私もそんな議論が好きでしたし、いろんな勉強会にも顔を出させていただきました。
 私が勤務医時代に院長が行っていた○セラのサファイアブレードインプラントがどうもしっくり感じなかった私にとって、チタン製のスクリューインプラントはとてもフィットしていました。

 その後私たちの議題は、インプラントフィクスチャー本体からアバットメント、その接合様式、などへ変遷していきました。2000年を迎えるあたりだってでしょうか。この頃から様々なインプラントメーカーが林立してきて様々な各社のメリットやアドバンテージを謳うようになってきました。
 わたしは骨レベルのマイクロギャップやそのことによるコンタミネーションが嫌で、極力インターナル構造のアストラテックやスクリューベントインプラントを使用していました。しかしこの様式のも利点と欠点が潜んでいました。コニカルシールやフリクションフィットがコンタミネーションを抑えると考えていた私でしたが、実際にこのコネクティブに過大な力が掛かるとフィクスチャーが破損するというケースに複数遭遇するに至りました。チタンという金属でも、力に負けることを知ったのです。

 当時世の中には、1ピースインプラントとか2ピースインプラントとか、んじゃーどっちがいいんだ、とかという議論に差し掛かり始めました。私は今でも2ピースインプラントを多く用いますが、その理由は上部構造、すなわち歯の形になる部分に自由がきくからです。
 しかし、ボーンレベルにコネクトを設置する利点は長期的にはいかがなものなのかな、という疑念を持つようになっていました。実際に目の前の患者さまに、「インプラント処置はとてもうまくいっておりましたが、インプラントの本体が破損したため、現在のものを撤去して新しく入れ直す手術が必要です。」なんてなかなか平常心ではお伝えできません。とても残念なことですもんね。

 ということで、力による負担や、感染のリスクが最も高いインプラントフィクスチャーとアバットメントの接合部(コネクト部)をボーンレベルではなくティシュ―レベル(歯茎に近い歯周ポケット部)のインプラントがよいと考え、ジンマー社のスイスプラスインプラントを選択し、多く使用させていただくようになりました。この考えは今でも正しいものと感じています。

 とまあ、どんなインプラントをおすすめして差し上げることが患者さまにベターなのか考えながら医学は進歩していきます。現在ではケースや患者さまのご都合にも合わせて様々なシステムを用いるようになりました。

 また、インプラントを植立する場所も様々な変遷をしてきましたが、今ではその昔不可能といわれた場所でも、骨を作る技術が進歩し、植立方法も様々なマテリアルも開発され現在のインプラント時代になったわけです。奇しくも20年前に私が感じたとおりにね^^

 私自身この先もインプラントの治療は必要な選択肢であると確信しています。ただしインプラント至上主義ではありません、あくまでも皆様にとってのベターライフはなーに? んじゃーインプラントもいいよね! ということであればの歯科治療の一つの選択肢です。入れ歯もクラウン・ブリッジも基本と基準と技術が重要なように、安易なインプラント治療が様々な事象を起こしてしまっている事実もあるようですね。

 今後の私は・・・、さらに進歩していきます。総合歯科診断を是非この歯科の世界にルーティン化できれば素晴らしいと考えています。すべての口腔、顎、歯、歯茎、舌、虫歯、歯周病、口臭etc. きちっとした基準を持って診断、治療やメンテナンス計画の立案、という過程を経れば、きっときっと長く安心して使える口腔機能を提供できると思っています。

 人生90年、されど健康寿命はそのマイナス10年といわれています。まずはこの余命の長さのため、以前ではあまり問題視されていなかった噛む力による築年の弊害をある段階で今一度再構築し、再び元の骨格や機能に合わせた形に修復し、健康長寿で色々なことにチャレンジや造形を深めることなどをし長寿が楽しめる世界になるべきと思います。どうか私と一緒に楽しく歳を取って行こう、なんて殊勝な方、Ld では現在募集中です。
 もしかして最後の10年で人生決まるかも、です。ご家族やご友人と笑って話して食事して、「あーいい人生だったな。」なんて思えるのならいいですね。もちろん私もどうなるのかなんて未来のことなのでわかりません。でも一歯科医師として私の技術や経験や考え方がその、「あー・・・」に寄与できるならば本望です。

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手術時などには必需です。機器の紹介です。

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ライフサインを確認いたします。インプラントの手術中などには数分単位で自動的に血圧等をを記録していきます。

目的を達成するまでにはいろいろなリスクもあるものです。
安全確認!
私たち歯科でも最重要ですね。

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インプラントに関する費用一覧を作りました

 

インプラントは歯科治療の一つの選択肢です。もちろん極力ご自身の自然の歯を残す大切さを理解した上での選択肢となります。補綴に関してはブリッジや義歯・入れ歯という選択肢もあります。歯を抜いてしまってインプラントを植立することがよいのか、抜かずに天然歯の保存治療をするのがよいのかはとても重要な選択でもあり治療方向性の分岐点でもあります。この選択基準もそもそものかみ合わせの診査及び検査をし、診断をすることが大きな基準作りになると考えます。

かみ合わせが本来の安定した状態に近づくことにより揺れていた歯が落ち着くこともありますし、また、揺れていてホープレスが確実の歯を抜歯しインプラントに置換してかみ合わせも本来の位置に安定することもございます。かみ合わせが本来の生態にマッチした状態で適応できれば仕上がりから長期のメンテナンスが可能になります。壊れずらい、外れずらい、後戻りしにくい歯科治療のゴールを迎えられます。

大切なことは、「インプラントありき」でもなければ、「絶対に歯を抜かない」でもありません。

的確な咬合診断と適切な咬合治療のなかでの、インプラント?抜歯?保存治療?というのが理想の総合診断総合歯科治療となることでしょう。

欠損部の補綴に関しても、インプラントの良いところ、入れ歯・義歯の良いところ、ブリッジの良いところ、それぞれのケースやその方のニーズによってアドバンテージも変わるものではないのかと考えております。

以下に私どものインプラントの基本料金を提示いたします。私自身はインプラント治療を得意の一つとしておりましたので早々にお知らせしておくことができます。今後はよりいっそう総合診断に基づいた治療計画の中のインプラント処置とお考えいただけるとよろしいかと存じます。(23Aug2014 Koji Yamauchi)

 

 

表示の金額は消費税別です。

はオプションです、必ずしも必要ではありません

CT撮影料 全顎及び周囲組織解析 ¥10,000
静脈内鎮静法 基本料金 +¥50,000
  インプラント手術に不安や恐怖心のある方でご希望の方に行います。専門の麻酔医が血圧や脈拍の安定を管理し鎮静します。リラックス感が得られます。
手術時間 1時間まで ¥30,000
手術時間 2時間まで ¥40,000
手術時間 3時間まで ¥50,000
インプラント(フィクスチャー)埋入 ¥200,000
ジルコニアアバットメント(審美重視の特別な土台の場合) +¥50,000
GBR(骨が薄い個所への処置) +¥50,000~
  骨が薄い場合にインプラントを収める為の骨を作る処置

骨補填材やメンブレムは別途使用に際して要ご相談です

ソケットプリザベーション(1歯) +¥50,000
  抜歯創に骨様補てんするインプラント前処置
ソケットリフト・スリットリフトテクニック(1歯) +¥50,000
  上顎の奥歯、上顎洞底の骨の厚みがおよそ3mm~8mm位しかない個所への処置
サイナスフロアーエレベーション ラテラルウィンドウ法(1歯) +¥120,000
  上顎の奥歯、上顎洞底の骨の厚みがおよそ3mm以下で、インプラント埋入が困難な場合に行う骨造成処置
一歯増えるごと +¥60,000
上部構造 メタルボンド、ゴールド、ハイブリッド、オールセラミック、ジルコニア、いずれでも、¥100,000です。(1歯ごと)
骨補填材 骨を人工的に足す為の素材です。様々な種類があり、動物由来のものもあるので事前にご承諾いただく必要があります。ものによりご費用も変わるのですがほぼ当院の購入価格より算出いたします。+\10,000~
メンブレム 骨造成手術の際に用いる人工の骨膜様素材です。高価な材料ですが骨造成の際にも必ず使用するものではありません。+\30,000~
サージカルステント インプラントフィクスチャー植立手術に使用するマテリアル より正確な位置に植立する場合に事前にCTデータとCamにて作製するものです +\120,000~

以上、専門用語も多く少し分かりずらいことでしょう。実際にはよくお話をしてご理解いただけるようにしましょう。おおよそ1歯あたり30万円ほどご費用はかかります。

また、インプラントを2カ所ほどに植立し、それをアタッチメントへと応用した入れ歯・義歯はとても有効な治療手段です。こちらに関しては義歯の項目でご紹介させていただきます。(山内浩司)

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